年齢を重ねていくと、悲しいお知らせが突然来るものです。我が家でも、主人の祖母が亡くなったという知らせを受けて、とても困った経験があります💦
まだ結婚して間もないころ、主人方の家風なども分からないときに、いきなり舞い込んだ訃報で、さらに頼りの義両親は既に他界していますし、主人に相談しても全く分からず頼れるところはありませんでした。
突然の知らせに焦っていましたが、義叔母からのアドバイスをもらいながら、何とか恥をかかずに済ませることができました。
冠婚葬祭のマナーをちゃんと知っている人は意外と少ないのかもしれませんね。
不幸は、突然やってきます。仲の良かった人や自分たちに近い人ほど、悲しいお知らせがくると頭が回らなくなってしまいがちです。
しかし、そのようなときほど、大人の判断が求められることも多いです。冷静に正しい判断ができるように、きちんとした正しいマナーを身につけておきましょうね💖
香典の年代別の金額相場や、正しい香典袋の書き方など、しっかりと覚えておくことで、突然の出来事でもきちんと対応することができます!
では、一つずつ見ていきましょう🎵✨最後までお付き合い下さいね💖
香典の相場金額
夫婦連名で香典を出すときには、その時の年代や相手との関係によって、相場の金額も異なります。相場をしっかり把握しておかないと、相手を不快な気分にさせたり迷惑をかけてしまうこともあります。
夫婦連名で香典を出すことが最も考えられる相手が、両親や兄弟、親戚ですよね。両親の場合には、自分やパートナーが喪主になっている場合には、香典は不要です。
相場金額をみてみましょう!
故人との関係 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代以上 |
---|---|---|---|---|---|
祖父母 | 1万円 | 1万円 | 1万円 | 1万円 | 1万円 |
親 | 5万円 | 5万円 | 5万円 | 10万円 | 10万円 |
兄弟姉妹 | 1万円 | 3万円 | 3万円 | 5万円 | 5万円 |
おじ・おば | 1万円 | 1万円 | 1万円 | 1万円 | 1万円 |
上記以外の親戚 | 5千円 | 5千円 | 1万円 | 1万円 | 1万円 |
参考:全日本冠婚葬祭互助協会『香典に関するアンケート』より
※表の金額はアンケートの回答の中で最も多かったものです。
- 喪主が両親・他の兄弟…5~10万円
- 祖父母・親戚…1~3万円
- 会社関係・友人・隣人…5,000~1万円
- 知人・顔見知り…3,000~1万円
もし喪主が他の兄弟や父親または母親の場合には、5万円から10万円が相場といわれています。これは兄弟の場合にもほぼ同額だと考えて良いでしょう。
祖父母や親戚の場合には1万円から3万円程度が相場でしょう。
こちらでは同居・別居の場合、独身・既婚の場合、年代別金額の詳細を解説していますのでご確認下さいね💖
会社関係や友人、隣人の場合には5,000円から1万円程度、知人や顔見知り程度のあまり関係が深くない相手の場合には、3,000円から1万円が相場でしょう。
日本人は4や9という数字に敏感なので避けた方が無難ですね!
もちろん、相場は平均的な金額なので、その地域や家庭ごとに違いもあります。不安な場合には、家族や親戚などにこっそり聞いてみると良いですね。
香典は金額が多ければ良いというものではありません。相場に合わせて香典返しを喪主は用意しているので、高額な香典を渡されてしまうと、お返しに悩んでしまったり、負担をかけてしまったりすることもあります。
香典の書き方・包み方
では、香典袋の書き方・包み方のルールについてお話していきましょう。大人なら知っていて当たり前だと思われるポイントでもあるので、正しく覚えておきましょう^^
香典袋の書き方
香典袋もいろいろなマナーがあります。香典袋は、表書きが『御霊前』のものが葬儀に使えるものです。
同じような見た目で『御仏前』がありますが、これは四十九日を終えて、亡くなった方が仏様になってから使えるものなので、表書きには注意しましょう。
一般的には『御霊前』ですが、宗派によって『献花料』や『御玉串料』などと書く場合もあります。御霊前は、通夜・告別式にでも問題なく使えます。
相手の宗派が分かっていれば、その宗派に合った表書きにすればよいのですが、相手の宗派が分からない場合には、『御霊前』にしておくと、宗派関係なく使うことができますよ。
次に名前を書くときには、通常の筆ペンを使うのではなく、香典用のものを使いましょう。できれば墨の色が薄まっている薄墨タイプのものが理想です。
水引は黒白の結び切りのものを使います。
水引の下には自分たちの名前を書いていきますが、このとき使うのは薄墨で書きましょう。薄墨とは薄くなった墨のことで、墨が涙でにじんでしまったという言い伝えがあるといわれています。
連名の場合には、右側に目上の人、左側に目下の人を書くようにしましょう。
夫婦の場合には、夫の名前だけでも良いですが、夫婦で連名にする場合には、右側にご主人、左側に奥様の名前が一般的です。
表書きが書けたら、中袋には裏面に住所・氏名と包んだ金額を書きます。氏名は代表者一名でOKです。
このとき、金額には旧漢字を使うのがマナーです。結婚式のご祝儀のように金額を中袋の表にかくのはやめましょう。
香典袋への金額の書き方については、こちらの記事にまとめていますので確認しておいてくださいね💖
≫香典袋の金額の書き方は?恥をかかない為の常識をわかりやすく解説!
香典袋の包み方
中に入れるお札は、裏向きにして入れましょう。
お札は用意していたという印象を避けるため、流通している古いお札を使うことが古い習わしであります。ピン札や比較的きれいなお札しかない場合、こだわる必要はないので、折り目をつけるといいですよ。
最近ではコンビニエンスストアなどでも販売されているので、香典袋がない場合には購入して、きちんと包んでいきましょう。
香典の中袋がない場合には、半紙を折って使うこともできます。
すべて書けたら、下部分に上部分を重ねるようにして水引をしめます。悲しみは流れていくようにということで、下側に溜まらないようなたたみ方をします。
香典のマナー
香典を渡す時には基本マナーがあります。
急な通夜では、香典を持参できないこともありますよね。その場合、葬儀・告別式でお渡しすれば先方に対して失礼にはなりません。
3,000円を包む人もいるようですが、最低でも5,000円以上を包むようにしましょう。一番してはいけないのは、香典の額が少なかったからと、改めて追加で香典をお渡しすることは、不幸が重なるという考えからタブーとされています。
どうしても参列できず郵送で送る場合には、必ず現金書留の封筒の中に香典袋を入れて送りましょう。その時、故人への思いや遺族へ気遣いのある手紙を添えるようにしましょう。
マナーの詳細も読んでおかくと安心ですよ💖
≫香典の渡し方って知ってる?今更聞けない正しいマナーを教えます!
まとめ
病気を患っていた人であれば、ある程度の覚悟が出来ている場合もありますが、中には本当に予想できなかった不幸もあります。
香典は急に用意しなくてはいけないことも多いのですが、きちんとマナーも把握しておくことが大切です。
突然の悲しいお知らせで、パニック状態になってしまうこともありますが、落ち着いて大人の対応ができるようにしておきましょうね^^
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