こんにちは!ナオ☆です!
夫の扶養から抜け出したいの第12話までやってまいりました。
前回までは、ももこVSつとむの言い争いがメインでしたね。
ももこさんは覚悟を決めてフリーランスイラストレーターの道を歩んで行きます。
で、今回の『ふよネタ副ダンぜひ読ん』は、ももこさんの奮闘ぶりが描かれている展開になりますね。
しかし、最後には『誰か助けて!』ということになってします衝撃の展開が待ち受けています。
それではいってみましょう。レッツ スターティン♪
【閲覧注意!ココカラネタバレ!】:専業主婦のボーダーライン
11話から1ヶ月が経ち、遂に久々の報酬を引き出すももこさん。
パソコンからネットバンキングチェックしたらよかろうもん!というツッコミは受け付けませんw
私もATMの前でドキドキするようなことはないです(^_-)-☆
そんなももこさんの初報酬は…
30,000円!!
ちなみに私の最初の報酬額をちょっと調べてみました。
クラウドソーシングサイトランサーズに2013年11月に登録しまして、その月の最初の報酬額は…
14,622円!!
少ない!!w
次の月には29,905円まで跳ね上がってますけどね(-。-)y-゜゜゜
私の場合はライター未経験で始めたので、なんでもやりましたよ。
今と違ってライティング単価も死ぬほど安く、1文字0.2円とかザラですし、そもそもそれほど仕事が無い!
その中で14,622円は立派なもんです!w
↑自画自賛
※ちなみに執筆した記事の文字数を今の単価で計算したら30万円超えてましたwどんだけ~( ゚Д゚)
現実的な目標収入額は?
僕の場合は完全に副業(本業は農業だったので)でしたけど、ももこさんの場合はつとむの扶養から抜けるという目標があるため、30,000円だと全然足りません。
ももこさん的に『不安が無くなる額』とはいくらくらいなんでしょうか。
(今回のTOP画像にがっつり載せてますw)
色々考えているうちに、ももこさんの頭のネジが飛びますw
5億wブハッ
ブルゾンちえみかって( ゚Д゚)
イラストレーターで5億…
1枚あたりいくらの単価でしょうね…
私も、1文字10,000円位になれば…(私もねじが飛んでますw)
とまあ、冗談はここまでにしておき、ちょっと税金とかの絡みを考えてみましょ。
まず、扶養から抜けると市民の3大税金を自分で支払う必要があります。
- 所得税
- 住民税
- 社会保険
更に、夫の扶養から抜けると現在夫サイドの給料で優遇されている
- 配偶者控除
- 家族手当
などが無くなるため、夫の手取りは扶養前に比べて少なくなります。
税金に関しては支払わなくてはならないものなので、税金分も見越して稼がなくてはいけません。
結構見落としがちなのが、夫の給料で優遇される扶養控除と家族手当です。
扶養控除は主に住民税と社会保険料の金額に関わります。
家族手当は会社の規則でも変わりますが、扶養から抜けている場合は家族手当が打ち切られる会社も多いです。
例を上げてみます。
つとむの扶養控除前の給料内訳(予想)です。
基本給 | 350,000円 |
家族手当 | 50,000円 |
交通費(非課税) | 30,000円 |
社会保険料 | ▲30,000円 |
住民税 | ▲30,000円 |
その他天引き ※退職金積立など |
▲50,000円 |
合計(手取り) | 320,000円 |
あくまでも予想です。
ボーナスはカウントしません。
これがももこさんが扶養から抜けた場合はこうなります。
基本給 | 350,000円 |
家族手当 | 25,000円 ※たるとは扶養扱い |
交通費(非課税) | 30,000円 |
社会保険料 | ▲45,000円 |
住民税 | ▲45,000円 |
その他天引き ※退職金積立など |
▲50,000円 |
合計(手取り) | 265,000円 |
(備考)
- 扶養から抜けるのはももこさんのみ
- 扶養控除額は扶養人数1人あたり15,000円とする
- 家族手当は1人あたり25,000円とする
家族手当が減って、住民税や社会保険料負担が増えるだけで
55,000円
も手取り収入がダウンしてしまうんですね~
扶養を抜けたからといって、基本給がアップするわけでもありませんし、家族手当が減って社会保険料負担も増えればそりゃそうだって感じです。
夫の扶養控除から抜けるためには、段階的な『壁』があります。
ももこさんもいう通り、小刻みに扶養控除が少なくなります。
ももこさんの目標は『完全なる夫からの自立』なので、画像の右端『201万円』を稼がないといけないということになりますね。
ももこさんも言っていますが、年収が増えればその分税金や保険料の負担が増え、世帯収入が下がってしまう
『働き損』にもなってしまう可能性があります。
そのため、中途半端な金額ではいけないんです。
となるとまずは扶養控除から抜けるための最初の目標金額は
201万以上ということですね。
201万円を単純に1年で割ると16.75万円です。
パートでもここまでの金額を稼ぐのは至難の業。
ちなみに、私がファーストフード店の店長時代に働いていた主婦さんの最高月収を計算してみます。
地方で最低時給が違うので参考になるかわかりませんが、その主婦さんの時給は850円位だった記憶があります。
平日
9:00~17:00までで休憩1h
→(実働6時間)×4日
土日
9:00~14:00までで休憩0.5h
→(実働4.5時間)×1日
なので、1ヶ月のシフトは大体20日程度です。
ひと月に4週あると仮定すると
(6h×4日×4週×850円)+(4.5h×4週×850円)=96,900円
がパートさんの基本給ということになります。
…ね!?難しいでしょ?
時給が50円上がったとしても、107,400円にしかなりません。
私のいた地域は地方だったので、最低時給が違います。
首都圏は1000円以上が最低時給なので仮に1,000円だとしても114,000円です。
…首都圏でも難しくね?っていうことになるんです。
フリーランスイラストレーターしかり、フリーランスライターしかり、案件の金額が年収を左右します。
月間平均16.75万円を目指すももこさんは
- 毎日作品をアップ
- 苦手な営業を行なう
- 実績を着実に積む
- 取引企業を増やす
このフリーランス成功の方程式を確実に日々のルーティンに落とし込んでいったのです。
漫画では1記事8万円の依頼が立て続けに3本!とありますが、イラストレーターならありうる話かと。
ライターの記事って『鮮度』がある程度必要なんで、単価が安くなるケースが多いです。
イラストレーターの仕事って、その納品したイラストを長期間利用してもらえるので単価が高くなり安いんです。
しかし、ライターもイラストレーターも基本は一緒で、高額な依頼になるほど作業量が増えるというデメリットが。
多分ですが、8万円の依頼が3本立て続けに入ったら1ヶ月はその案件に集中しなくてはイケません。
私だったらかなり計画的に動かないと
- 営業ができない
- 作業時間が取れない
- 納期遅れる
という負のルーティンになる可能性もあるハイリスクな案件になっちゃいます。
フリーランスにはそういった時間のやりくりも大変な仕事なんです。
ももこさんは上手にやりくりしながら着実に収入を増やしているようですが…
軌道に乗るがしわよせも
そうです。
家事にがっつり影響が出始めていました。
このももこさんの『在宅ワークなら大丈夫』という見込みは、はっきり言って甘いです。
まして夫であるつとむが協力しないのならば、なおのこと家事の時間と仕事の時間のバランスを取らないと『ごちゃ…』となるのは当たりまえです。
しかし、そこには主婦あるあるの理由が…
そうです。
保育園落ちすぎた日本〇にまくれ
ですよ。
保育園の空きが出ないため、結局はたるとをお金の掛かる幼稚園に入れることにしたももこさん。
ということは
余計に支出が多くなるということ!
201万円で足りるのでしょうか?
月20万位はあってもいいのでは?と思ってしまいます。
4月からたるとがいないからとはいえ、親子行事や幼稚園の準備などなどより一層タイムマネジメントが求められます。
やっぱり生活の中心にいるのは
子供
なんですよね。
なにはともあれ、まずはこの『ごっちゃ』な部屋の掃除が優先です。
モラハラ夫つとむが帰ってきたらなんて言われるかたまったもんじゃありません。
けど、つとむじゃなくてもこの部屋の状態はちょっとと思います。
先日Twitterで『#夫の扶養から抜け出したい』をちぇけらしたら、結構ももこさんに対する批判ツイートも散見されました。
ぶっちゃけ、この状態の部屋なら批判されても当然かと…
でも、つとむが手伝えば良い話やん!って思うでしょ?
思い出してください。
つとむのブラックな職場を。
理不尽な残業で夜中まで働かせられる職場ですよ?
いつやるんですか?
そこはももこさんも、つとむ批判ばかりではなく、ある程度の家事はすべきだと思いました。
で、まあ漫画なので
つとむ帰宅
しますw
稼いだ額で上下関係は生まれない
さて掃除しようかと考えていたら、後ろから無機質なつとむの声が。
ももこさん『ビクッ』ってなってます。
もはやこれってつとむの存在がトラウマ的な感じになってるんじゃね?って思ったのは私だけではないはず。
そしてつとむの小言3連発をどうぞ!
結果が出ていないからももこさんの仕事は『趣味』である。
8万円の案件3つ立て続けに入っても『趣味』である。
クエスチョン:結果とは?
趣味=家事の隙間時間にやるもの
そもそも趣味ではない。
仕事。
主婦=趣味の定義がわからんw
立場ってなに?
全国の専業主婦敵に回しとらん?
きさん?(博多弁で貴様)
そこそこ稼ぎ始めているももこさんも反抗します。
『稼いだ額で上下関係作るのやめない?』
このももこさん発言にカチンとくるつとむ。
対してつとむは
は?
私このつとむの発言で『頭よさそうなサラリーマンのクセに』って思いました。
事実を踏まえて正論を言うのは、問題解決にはなりません。
事実の奥にある真の原因を見つけて、そこを改善しないと問題解決にはならないのです。
マッキンゼーの「5つのなぜ」で真の原因を探ってみましょう。
※できるサラリーマンのバイブルw
ももこさんちのケースでいうと
事実:部屋がぐっちゃぐちゃ
↓なぜ?
たるとの世話で家事を満足にできない
↓なぜ?
稼ぎが必要だからたるとの世話と仕事の2つの優先順位が高くなる
↓なぜ?
稼がないと扶養から抜けられないから
↓なぜ?
つとむのモラハラ発言にうんざりしているから
↓なぜ?
モラハラやめろ
という真の原因にたどり着くわけです。
まあ、夫婦間のコミュニケーションが出来てないんで一生分かることは無いんですがw
誰か…!
ちょっとこの画像作るのに一苦労しましたw
要は、働きたいけど色んなことが悪循環になって負のサイクルになってまーす!ということですな。
そりゃあ、ももこさんも
誰か助けて!ってなりますよね。
…
……
つとむが助けるのが筋なんですけどね…
あとがき
フリーランスって時間が無限のように思えますが、実際は【有限】でしかも会社員のようにバリっと8時間(間に休憩1時間とか)は取れません。
私自身もスケジュール的にはこんな感じ
5:00 | 起床 偶数日朝ラン 奇数日妻朝ラン |
17:00 | 執筆 息子夕食※妻担当 |
6:00 | 偶数日朝ラン 奇数日息子とキャッキャする |
18:00 | 息子と妻お風呂 布団敷く |
7:00 | 偶数日シャワー後に朝ごはん作る 奇数日息子とキャッキャする |
19:00 | 息子の寝かしつけは妻と一緒に |
8:00 | 朝食 ※奇数日は朝食後シャワー |
20:00 | 執筆or夫婦の時間 |
9:00 | 執筆 | 21:00 | 執筆or夫婦の時間 |
10:00 | 執筆 | 22:00 | 執筆 妻就寝 |
11:00 | 執筆 | 23:00 | 執筆 |
12:00 | 息子とキャッキャする(妻昼食) | 0:00 | 執筆 |
13:00 | 息子とキャッキャする(妻昼食) | 1:00 | 執筆 |
14:00 | 昼食 | 2:00 | 就寝 |
15:00 | 妻仕事間で息子昼寝してたら執筆 | 3:00 | 睡眠 |
16:00 | 妻仕事間で息子昼寝してたら執筆 | 4:00 | 睡眠 |
集中して執筆できるのが
- 朝9:00~12:00までの3時間
- 夕方17:00の1時間
- 夜22:00~1:00までの4時間
とかなり変則的。
専業でやってるんで、ある程度まとまった時間が取れますけど、ももこさんのように副業でやってたら作業の時間は基本『夜』です。
保育園が決まったら午前から夕方にかけてまとまった時間が取れますが、案件の締め切りになると家事そっちのけで作業をしなくてはいけません。
これは私もうちの妻も一緒です。
妻は輸出業をしているんで、売れたら荷造りするというのが基本的な業務です。
売れる日や商品の仕入れに合わせて私自身もタイムスケジュールを動かす必要があります。
ももこさんはつとむに頼れない状況で作業をしているので、かなり大変だろうなぁと思います。
自分の食事の時間や睡眠時間を削ってまで作業をしなくてはいけない場合もあるんですよね。
専業主婦の在宅ワーキング報酬のボーダーライン。
高すぎると家庭や体にしわ寄せが来ますし、低すぎると報酬額で上下関係を作られてしまう。
まさに前門の虎、後門のつとむです。
フリーランスって家族の協力が本当に重要なんだと思った第12話でした。
12話で徐々に軌道に乗ってきたももこさん。
しかし、心の重しは限界寸前です。
次回はふよ抜けの癒し系ママに助けを求めます。
こうご期待!
チャンチャン♪
【ふよぬけ最終話】第18話『夫の扶養から抜け出したい』のネタバレ