今年の冬は暖かいといわれながらも、急に寒くなってきたので、我が家もセーターを出して冬支度を始めました。
子供たちの服もサイズが小さくなってしまったから、そろそろユニクロでも行って冬物チェックしようかと思っていたら、なんとユニクロではニットという表示でセーターを売っていました。
それを見たときに、ふと思ったのです。
「あれ?ニットとセーターって何が違うんだろう?」
そのままモヤモヤした状態で家に帰ったのですが、気になりだすともう止まりません。頭の中で「なんで?なんで??」とずーっと考えるばかり。
もう気になってしょうがないので、いつものように調べてみると、意外にきちんとした定義がある事が判明!
知っているようで意外と知らないこの違い、知っているとちょっぴり自慢できる豆知識なので、皆さんにもお伝えしたいと思います。
目次
ニットとセーターの違いを解説!
ニットとセーター、どちらも編んであるものをイメージしますよね。
ニットとセーターは、ただ呼び名が違うだけでなく、実はきちんとした定義に基づいて呼び分けられています。
ニットの定義
ニットは、1本の糸にループを作りながら編まれた生地のことを言います。
つまり、ニットとは「衣類の素材のこと」を指しているんですね。
セーターの定義
逆に、セーターは「ニット素材を使用して作られた洋服のこと」を指します。
ニットとセータの違い
つまり、ニットもセーターも同じようなイメージがありますが、
- ニットは素材
- セーターは洋服の種類
を表しているんですね。
例えば、ニットは糸をループ状に編んでいるものを全て指しているので、帽子や手袋も編んであるものはニットなんですね。
ニットの糸の種類によって、ウールニットやカシミヤニットなどと呼ばれます。詳しくは後ほど。
また、一般的には、ヒツジの毛で作られた毛糸のニットの洋服をセーターと呼びます。
夏によく耳にする「サマーニット」は、麻などの涼しい素材を編んだものを指しています。
ニットの素材にも種類がたくさん
ニットが素材のことを指している事はわかりましたが、一言にニットと言っても素材に様々な種類があります。
それぞれの素材の特徴をしっておくと、どのような季節にどのようなニットを選ぶと良いのかもわかってくるので、覚えておくと何かとお得ですよ。
天然繊維のニット素材
まずは天然繊維のニット素材について紹介します。
天然素材とは、動物の毛や植物からとれる素材のことです。天然素材にも色々あるのでチェックしてみましょう。
ウールニット
まず、一番スタンダードな素材が「ウールニット」です。
ウールとはヒツジの毛のことです。
一般的な毛糸のニットはこのウールニットのことを指し、保温性が高く冬の寒い時期に活躍する素材です。
保温力が高いので、暖かいのがメリットですが、処理の仕方によってはチクチクとした質感が出てしまいますので気をつけてください。
また毛玉ができやすいので、ケアに注意が必要です。
【メリット】
- 保温性が高く暖かい
【デメリット】
- チクチクとした質感が出る場合あり
カシミヤニット
高級なイメージのカシミヤニットは、カシミヤを使った素材です。
カシミヤとはカシミヤゴートというヤギの産毛を使った毛糸のことです。
希少価値が高いだけでなく、柔らかく保温性が高いので、ニットの中でも触り心地が良いのが特徴です。
希少価値が高いので、価格が高額になりがちなのがデメリットです。
【メリット】
- 柔らかく保温性が高く触り心地が良い
【デメリット】
- 価格が高い
コットン
コットンは衣類でも幅広く使われている素材です。
綿花からとれる素材で、保温性だけでなく、通気性や吸水性にも優れています。
お肌への刺激が少ないので、小さな子供の洋服にもよく使われている素材です。
コットンも糸でできているので、コットンを編んだ素材はコットンニットと呼ばれています。
安全性が高く、万能な素材ですが、ウールに比べると暖かさは低くなってしまいます。
【メリット】
- 通気性や吸水性に優れお肌への刺激が少ない
【デメリット】
- 暖かさはやや低い
化学繊維のニット素材
天然繊維の他に、機能性を重視した化学繊維があります。化学繊維の種類と特徴もせっかくなので知っておきましょう。
ナイロン
化学繊維と聞いて最初に思い浮かぶ人も多いのが「ナイロン」です。
ナイロンは、ナイロン樹脂を原材料にして作られている繊維です。
ナイロンは、強度があるので丈夫で、吸水性、速乾性、耐熱性にも優れています。
スポーツウェアなどにも使われている素材です。
ナイロンは熱に弱く日に当たると黄ばんでしまうこともあるので、洗濯時や保管時に注意が必要です。
また、吸水性も低いので、静電気が発生しやすいという難点もあります。
【メリット】
- 丈夫で吸水性、速乾性、耐熱性に優れる
【デメリット】
- 熱に弱い、静電気が発生しやすい
アクリル
アクリルはニットでよく使われる素材です。
アクリルは化学繊維の中でも、ウールと似た性質を持っているので、ニットに向いている線維です。
ふっくらとして柔らかい風合いに、暖かさがあるので、ウールと混ぜて使われることもあります。
ウールよりも材料費が安いので、同じような風合いで安くセーターを作ることもできます。
毛玉ができやすいことや、ウールに比べて吸水性が劣るので汗でべたつきやすいのがデメリットです。
洗濯ができる場合もありますが、毛玉に注意して手洗いやネットを使っての対応になります。
【メリット】
- 安くセーターを作れる
【デメリット】
- 毛玉ができやすい、汗でべたつきやすい
ポリエステル
化学繊維のなかでも、幅広く衣類に使われているのがポリエステルです。
ポリエステルは耐久性の高さがあるだけでなく、シワになりにくく型崩れもしにくいというメリットがあります。
しわになりにくいので、管理が簡単なのも魅力です。
ただ、吸水性が悪かったり、毛玉ができやすかったりするのがデメリットです。
【メリット】
- シワになりにくく型崩れもしにくい
【デメリット】
- 吸水性が悪く、毛玉ができやすい
http://honmadekka-channel.com/sweater-fold
まとめ
意外と違いを知らない「ニット」と「セーター」ですが、きちんと定義があるのがよくわかりましたね。
- ニットは一本の糸を編んで作られた素材
- セーターはニットを使った衣類
- ニットの素材はたくさんある
これからの季節、ニットが活躍することも多いですよね。素材の特徴を知っておしゃれを楽しんでみてはいかが??
私も、これからまたユニクロに行くのが楽しみです♪
素敵なニット商品を選んで子供と一緒にオシャレをしながら、暖か生活を送りたいと思います😄
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