友達が遊びに来るので、久しぶりに大きな鉄鍋を出した時に、お鍋の色が見たことのない色に変色していた!なんてトラブルは経験ありませんか。
よくよく見ると、鉄鍋の表面がサビていた、と大慌てでサビ取りを始めることに。。。
慌ててサビを落とそうと思っても、なかなか落ちなかったり、ごしごしとたわしで洗っていたら、もう料理を作るところじゃなくなってしまいますよね。^^;
高かった鉄鍋だし、捨てたくないというもったいない精神で、意地でもきれいにサビを落としてやろう!と色々と調べてみることにしました。
そもそも鉄鍋や鉄のフライパンにはなぜサビが付くのか?また、サビが付いお鍋やフライパンには、健康に害があるのか?など、考えてみると気になる点はたくさんあります。
今回は、鉄鍋を完全復活させる為のおすすめのサビの落とし方や、サビがつく理由や健康に害がないのか?などを調べてみましたので紹介しますね。
土壇場で慌てないように、よーく見ていってくださいね♪
鉄鍋についたサビの落とし方
鉄鍋についたサビの落とし方は調べると色々ありました。ただいずれのやり方も
ゴシゴシとサビを落とす!
が基本形になります。
とは言っても気を付けといけないのが、何でもかんでも同じやり方でゴシゴシとサビを落としてしまうって事です。
サビの落とし方については、サビの付き方によってやり方を変える必要があります。
サビの状態が軽度か重度かで対応方法が変わる!
病気でも軽症か重症かによって対応方法が違いますよね。それと考え方は同じです。
という事で、症状別(軽度・重度)にやり方を紹介していきますので、あなたの鉄鍋の状態を見て、やり方を使い分けてみて下さい♪
準備するものは?
軽症の場合は、たったこれだけで十分なんですよ。♪(´ε` )
- 水
- 酢
重度の場合は、やはりそれなりに道具が必要になります。^^;
- 水
- 酢
- クレンザー
- たわし
- サンドペーパー
クレンザーは、クリームタイプと粉タイプ両方あれば、用意しておくと良いでしょう。
サビの落とし方は?
それでは実際にサビの落とし方を解説していきますね。
- 鉄鍋に水とお酢を入れグツグツと煮ていく
- お酢の力でサビが落ちてくる
- サビが落ちたらよくすすぐ
- 空焚きをして水分を飛ばす
軽度な場合は、たったこれだけでサビを落とす事が出来ますよ。
お酢は弱酸性で、お酢に含まれる酸が鉄を溶かす性質があるので、軽度のサビならこれだけで簡単に落とす事が出来ます♪
↓お酢と水を鉄鍋に入れる
↓グツグツと煮込む
↓綺麗にサビが落ちた鉄鍋
他にもレモンやクエン酸といった酸を含むものであれば同じ効果が見込めます。ただ家庭に確実に置いてある物でいうと、やっぱりお酢ですよね( ´ ▽ ` )
ただ注意点として、せっかくキレイにサビが落ちたと思っても、水分が残ったまま放置していると、水が酸化してしまい、結局またサビてしまうので、必ず空焚きして水分を飛ばすようにして下さいね!
続いて、重度なサビの落とし方について解説していきます。
- まずたわしでサビをこする
- クレンザー(クリーム)を使ってこする
- クレンザー(粉)を使ってこする
- サンドペーパーで磨く
- 鉄鍋に水とお酢を入れグツグツと煮ていく
- お酢の力でサビが落ちてくる
- サビが落ちたらよくすすぐ
- 空焚きをして水分を飛ばす
重度の場合は、とにかくこびり付いたサビを、まずはゴシゴシと落としていく必要があります。その場合に、道具の使う順があります。
①たわし
⬇︎
クレンザー(クリーム)を使う
⬇︎
クレンザー(粉)を使う
⬇︎
サンドペーパーを使う
ゴシゴシと磨くので、どうしても鉄鍋にキズがついてしまいます。
いきなりサンドペーパーでガリガリと削るように磨いていくと、鉄鍋につくキズもとんでもない事になる可能性があるので、必ず順番に試していって下さい。
それでは、実際に手順通りにやってみましたので、写真を使ってレビューしていきますね♪
↓サビにサビた鉄鍋の状態
かなり強烈にこびり付いてますね。(-。-;
まだ1〜2回しか使っておらず、取り出した時には、まさに絶句だった事はいうまでもありません。
↓たわしでサビをこする
まずはたわしでゴシゴシとこすってサビを落としていきます。たわしでこするだけで、赤サビは結構落ちます。
↓たわしでゴシゴシとこすった状態
ぱっと見はかなりサビが落ちてますよね。ただ表面的に落ちているだけで、よ〜く見るとサビはまあまあ残ってるんですよね。(T-T)
↓クレンザー(クリーム)を使ってこする
私はクリームクレンザーの「ジフ」を使いました。
↓クリームクレンザー投入!
↓たわしでひたすらこする!
クリーム状のクレンザーの方が粒子が細かいので、優しく磨く事ができます。キズをつけない為にも丁寧にこすっていきましょう。
↓クレンザー(粉)を投入!
↓クレンザー(粉)を使ってこする!
クリームクレンザーを使っても頑固なサビは落ちないかもしれません。その場合はクレンザー(粉)を使ってみてください。
クレンザー(粉)の方が、粒子が粗く削る力がより強くなるという特徴があるので、サビの状態に合わせて使い分けてみて下さいね。
ここまで実施すれば大まかなサビ・汚れは除去できていると思いますので、ここからは仕上げにサンドペーパーを使って、こびり付いて落ちない黒サビを落としながら磨いていきます。
↓サンドペーパーを準備する
サンドペーパーは100均で売っているようなモノで十分ですね。サンドペーパーは使いやすいサイズにカットして使って下さい。
↓鉄鍋とサンドペーパー
サンドペーパーには目の粗さによって種類が違います。ちょっと粗めの#100〜#150くらいのモノを選ぶと良いと思いますよ。
とことんやりたい人は、複数の粗さのサンドペーパーを準備して、職人チックにお手入れしてみるのも良いかもしれませんね。(私はそこまでやりませんでしたが。。。^^;)
↓サンドペーパーで磨きます
仕上げの磨きなので、あまり力を入れてゴシゴシやる必要はありません。逆に力を入れすぎるとキズを付ける可能性があるので気をつけて下さい。
ここまでが、重度のサビを落とす為の事前に実施すべき内容です。ここまでやればあとはお酢と熱の力で、サビを落としていきます。
↓鉄鍋に水とお酢を入れる
↓火をつける
↓グツグツと煮ていく!
グツグツ煮ていく事によって、お酢の力でサビがどんどん浮き上がって剥がれていきます。見ていて気持ち良いですよ。
ただ注意しないといけないのは、お酢の匂いが部屋の中に充満してしまう事です。しっかり換気をしておかないと、お酢臭くてまいっちゃうかも!?
ただ、サビ取り効果は抜群なので、換気を忘れず取り組んで下さいね!
↓完全復活した鉄鍋!!
ほら、あなたの鉄鍋も完全復活したかのように、美しくキレイに蘇ったのではないでしょうか!(^O^)
ちょっと手間はかかりますが、ここまで綺麗に完全復活すると、ホント気持ち良いですよ!ぜひ実践してみて下さいね♪
さて、せっかくキレイにした鉄鍋ですので、次に使う時まで大切に保管しておきましょう。
保管にもポイントや注意点がありますので、説明しますね♪
鉄鍋の保管方法は?
鉄鍋を保管する時のポイントは、以下の3つになります。
- オリーブオイルなどの油を馴染ませてから保管する
- 湿気の少ない場所で保管する
- しばらく使う予定がなければ新聞紙に包んで保管する
しっかりお手入れはしたものの、意外と保管方法には気を使わないという人が多いと言います。
次にキレイな状態で使える事が大切ですので、上記のポイントを意識して保管するようにして下さい。
鉄鍋のお手入れは最初が肝心なんですが、日常の手入れも正しい方法で実施しないとすぐにサビちゃいますよ。また日常の手入れで絶対にやってはいけない事があるって知っていますか?
詳しくは、「鉄鍋の手入れは最初が肝心!油ならしを怠ると悲劇が待ってるよ!」の記事にまとめていますので、良い状態で鉄鍋を使い続けたい人はぜひ読んでみて下さい♪
ここまで鉄鍋のサビの落とし方を徹底的に解説してきましたが、そもそも鉄鍋にはなんでサビがつくんだろう?という素朴な疑問が思い浮かびませんでしたか?
サビが発生する理由について調べてみましたので、シェアしますね♪
鉄鍋に錆がつく理由は?
鉄鍋のサビの原因は、ずばりキズです。
鉄鍋は、普段使っているだけで小さなキズがついていきます。そのキズに水分や汚れが入り込み、サビの原因になります。
また先ほど解説したお手入れ時にも、どうしてもキズがついてしまう可能性がある事を説明しましたが、せっかくサビを落としてもキズつけてしまえば、それが次のサビを誘発する原因となるので、注意しましょう。
サビを作らないためにも、お手入れした後は完全に乾かして保管することが大切です。
また長期間使わない鉄鍋は、オリーブオイルなど油を薄く塗ってからしまっておくと、サビ予防になります。
サビが発生する原因について調べてみましたが、ここで気になるのが、鉄鍋のサビの身体に与える影響ではないでしょうか?
せっかくなので、こちらについても調べてみました!( ^ω^ )
鉄鍋のサビは体に害はあるの?
鉄鍋でご飯を炊いてみると、鉄分も吸収できるし体に良いイメージがありますが、底のほうはおこげなのかサビなのか、判断しにくい色のお米が出来上がります。
健康のために鉄鍋を使ってみたものの、このサビは身体に害はないのだろうかと疑問に思う人もいるでしょう。
また、鉄の成分が料理に混ざり合う事で、それを食べる事で鉄分が摂取できるので、体にとってはいい事なんて話も聞きますよね。
実際、ぬか漬けのようにサビた釘をわざと入れるような料理もありますしね。
鉄鍋から発生するサビの正体は、酸化鉄です。
摂取量にもよりますが、鉄鍋から出てくる程度の酸化鉄であれば、すぐに身体から排出されていくので、特に問題はないと言われています。
あまり神経質になって気にする必要はないという事でしょう!
まとめ
最後にもう一度、鉄鍋のサビの落とし方をまとめました。
- サビが酷い場合は道具を使ってゴシゴシ落とす
- 鉄鍋に水とお酢を入れグツグツと煮ていく
- よくすすいで空焚きをして水分を飛ばす
- 油を馴染ませてから保管する
- 湿気の少ない場所で保管する
おいしい料理に鉄分の補給も期待できる鉄鍋は、きちんとお手入れを行うことで、一生ものとも言われています。
サビはどうしても出来てしまうものですが、使った後のケアや、保管するときのケアをきちんと行うことで、いつまでも美味しい料理を作れる最高のお供となる事は間違いないです。
この先もずっと鉄鍋ライフを楽しんで下さいね。(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
参考 ガスコンロ周りの汚れをなんとかしたい人は!
>>ガスコンロの吹きこぼれ掃除をした!頑固な汚れがきれいに落ちた方法
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