夏休みの宿題というと、「自由研究・読書感想文・絵日記」のこの御三家?が、ほとんどの親子が感じる代表的な苦戦する宿題ではないでしょうか?
我が家の息子は、絵を描くことや文章を書くことが苦手で、機嫌を損ねると、それこそ全く絵を描いてくれないので、絵日記は本当に苦戦した苦い記憶が。。。( ̄◇ ̄;)
実際にあった事ですが、
「書き出しから何を書いたら良いのかわからず、そのまま機嫌が悪くなってしまって、その日はもう書けない!」
なんていう悲惨な事態も珍しくないんですよね。
そこで、同じように夏休みの絵日記の宿題を子供に実施させるのに苦戦しているママ・パパへ向けて、少しでもスムーズに宿題をクリアできるような、私の経験から得た「ポイント」と「アドバイスのやり方」を紹介しますね♪
それでは最後までお付き合い下さいね〜( ^ω^ )
目次
絵日記の書き方のポイント!
絵日記を書くためには、テーマを絞り込むことが何と言っても大切です。
長い夏休み、何回かお出かけをするタイミングがあるでしょう。お出かけをした次の日は絵日記のチャンスです!
まだお出かけをしたときの楽しさの余韻に浸っているときに、絵日記に取り掛かるのがベストタイミングです。
その上で、書き方のポイントをまとめると、私の場合は以下の3つになりました。
- 絵からスタートする
- 絵を元に何を書いたのか?思い出を整理する
- 整理した事を流れに沿って文章化する
一つずつ見ていきましょう♪
1)絵からスタートする
絵日記の書き方は、その子によっても違いますが、私の場合には絵から描き始めさせました。
何故かと言うと、言葉よりも絵のようなイメージの方が、頭の中により鮮明に残っていると思うからです。
特に絵を描く時は、一番印象に残ったシーンや楽しかったシーンなどを思い出し、それを自分の楽しんでいる表情や、風景、動作などを表現すると、意外と書きやすくなりますよ。
また印象に残ったシーンを思い出す為にも、以下のグッズは活用できます!
- 写真
- パンフレット
なかなか描き出せなくても、写真やパンフレットなどを見せながら、印象に残ったイメージを呼び起こしてあげて、それをそのまま素直に描くように促してあげましょう。
とにかく絵が苦手な子は、最初のスタート地点でかなり苦戦してしまうものです。我が子もまさにそんな感じでした。^^;
上手に書けなくても大丈夫!ということをしっかりと伝えて、プレッシャーをかけないようにしながら、とにかくまず絵を描いてみるという事を、そっと後押ししてあげて下さい。
2)絵をもとに何を書いたのか?思い出を整理する
絵が描き終わったら、次はいよいよ文章に入ります。
いきなり直接文章を書かせようとしてもなかなか難しいので、まずは最初に親と思い出を整理していくと良いですよ。
- いつ (When)
- どこで(Where)
- だれと(Who)
- なにを(What)
- なぜ (Why)
- どのように(How)
知っている人も多いかと思いますが、5W1Hに沿って整理をすると、情報をわかりやすく漏れなく伝える事ができるという思考整理・情報伝達の技術です。
自分の描いた絵を見ながら、5W1Hの順番に沿って質問をしてそれを整理すれば、書きたい事(=伝えたい事)が自然と浮かび上がってきます。
我が子にも、5W1Hに沿って自分が思った事や感じた事を聞き出してみたところ、これが効果抜群でした。^ ^
文章の書き始めがって一番苦戦するところだと思いますが、書きたい事がしっかりとアウトプットされて視覚化出来たので、何から書き始めれば良いか?どう書いていけば良いか?を自分で考えながら進める事が出来ました。
ぜひ試してみて下さいね♪
3)整理した事を流れに沿って文章化する
5W1Hで整理した事を、流れに沿って文章化すれば、絵日記はもう完成ですね。
もちろん整理した事をどう組み合わせるかは自由なのですが、流れに沿って文章化した方が、間違いなくわかりやすくまとめる事が出来ます。
イメージはこんな感じです。
文章の流れ | 5W1H |
はじめ |
いつ |
中盤 |
なにを |
おわり | 感想 |
絵日記の最後の締めは、自分が感じたありのままの感想を書くようにすると良いですよ。
「終わり良ければすべて良し」ではないですが、絵日記自体が子供が表現した作品として、非常に良い出来になると思います。
5W1Hでの整理と、文章の流れをパターン化しておけば、絵日記だけではなく、読書感想文などにも役立つと思います。
読書感想文の書き方は、「読書感想文の書き方!小学生低学年のお子さんの為の4つのポイント!」にまとめていますので参考にしてください!
ぜひ他の事にも活用してみて下さいね♪
子供への上手なアドバイスのやり方!
ここまでは、私なりの絵日記の書き方のポイントをお伝えしてきましたが、特に低学年のお子さんの場合は、親と一緒に絵日記に取り組んでいくって事になるかと多います。
その場合に特に注意しないといけないのは、子供へのアドバイスのやり方です。
私なりの子供への上手なアドバイスのやり方は、まとめると以下の2点になります。
- 焦りは禁物!見守る事が大切
- 思い出を共有する事で書く内容が思い出せる
こちらについても、一つずつ見ていきましょう♪
焦りは禁物!見守ることが大切
大人にとっては簡単な作業に見える絵日記も、子供にとってはとても大変な作業です。
特に1年生にとっては、初めての絵日記にどうしたらよいのかわからない子がほとんどではないかと思います。
親からすると、書けて当たり前だという意識があるので、戸惑っているとイライラしてしまったり、ふざけているのかと思ってしまいがちです。
しかし、子供にとっては、遊んでいるわけでもなく、何から手を付けてよいのかわからない状態なのです。
初めての絵日記の宿題は、親もしっかりと見守ってあげると良いでしょう。
できれば、一緒に机に向かって会話をしながら書き出すと、スムーズに進めることができますよ。
その際に、どんなに時間がかかっていても、「まだ?」「いつまでかかるの?」など、焦らせるような言葉は絶対に避けなければいけません。
「どこにいったんだっけ?」「あそこのアイスおいしかったね。」など、一緒に思い出を話すようにしていって下さいね。
思い出を共有することで書く内容が思い出せる
具体的な内容が決まってきたら、「あのとき〇〇ちゃんはどう思った?」「何が一番楽しかった?」など、その時の気持ちを具体的に聞き出してあげると、文章化しやすくなります。
文章にすることが難しくて悩んでいる子でも、会話をしていると、言葉がすらすらと思い浮かんできたりもします。
子供にとっては、初めての絵日記です。
分からないことばかりの中で、試行錯誤しながら完成させようとしているので、温かい目でゆっくりと見守ってあげて下さいね。
まとめ
夏休みは楽しいことばかりではなく、宿題もたくさん出るので、親にとっても負担が大きい期間になります。
私の経験に基づいた、私なりの書き方のポイントを整理すると
- 絵からスタートする
- 絵を元に何を書いたのか?思い出を整理する
- 整理した事を流れに沿って文章化する
この3つにまとめる事が出来ます。
絵日記は初めて経験する子も多いです。
お絵かきが苦手な子にとっては、なかなか進まない宿題でもあります。
絵が苦手な子は、パンフレットや写真を見せながら、書かせると案外スムーズに進むものです。
出先では意識してパンフレットなど持ち帰るようにしましょう。
文章も、少し不自然な内容でも、子供自身の言葉で書かれていることが大切です。5W1Hの技術を活用して思い出を整理し、少し不自然な内容でも良いので、子供自身の言葉で文章が書かれていることが大切です。
親が見ていると口出しもしたくなりますが、子供の考えていることを表現できるように、ゆっくりと子供のペースで進めていけるように見守ってあげましょう。
早く終わらせることが良いことではありません。
自分で考えて、自分の思い出を表現することが大切です。
たくさん書きたいことが出てくるように、楽しい思い出を作ってあげられるように、子供にとって充実した夏休みを過ごしてあげましょう。
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