子どもの進級をきっかけに、思い切って家全体のお片付けをすることにしました。
引越しをしてから約5年、ずっと片付けようと思っていたのに、なかなか手を出せなかったクローゼットや洗面台下など、一日かけて整理整頓していくと、懐かしいものや忘れていたものまで、たくさん出てきました。
そんななかでも、気になったのが使っていない化粧水です。
昔買った記憶はうっすらあるものの、少し高い化粧水だったのもったいなくてしまっていたら、そのまま忘れてしまっていて・・・
今回見つけたものの、これって使って大丈夫なの?と不安になってしまいました。
食べ物ではないけれど、お肌に直接つけるものだし、化粧水って使用期限があるの?という疑問もわいてきました。
そこで、今回は化粧水の使用期限についてや、古い化粧水を使うリスクなどを調べてみました。
化粧水に使用期限ってある?
そもそも化粧水に使用期限ってあるのでしょうか。
化粧水のボトルを見てみても、使用期限が書いてあることは滅多にありません。
ちなみに、私の使っている化粧水にも使用期限は書いてありません。
実は、使用期限が書いてないからと言って、永遠に使い続けられるわけではありません。
開封前と開封後の使用期限の目安を知っておきましょう。
開封前
開封前の化粧水の使用期限は、ほとんどのものが3年を目安にしたほうが良いでしょう。
開封前であれば、雑菌の繁殖などは起こりにくのですが、どんどん化粧水の効果は減少していきます。
3年以上たった化粧水の場合、お肌への悪影響はなくても、美容成分などの効果はほとんどないので、化粧水としての機能は果たしていないと考えたほうが良いでしょう。
保管状態などによっては中身の劣化が進んでしまっていて、肌トラブルを引き起こす可能性もあるので、3年以上経過したものは、もったいなくても処分したほうが安全でしょう。
開封後
開封後の化粧水の使用期限は、3ヶ月から半年を目安にしたほうが良いでしょう。
開封前と同じように、3年程度は化粧水の効果は持続していますが、開封後は空気に触れることも増えるので、化粧水の中に雑菌が繁殖しやすくなります。
開封したらできるだけ早めに使い切りましょう。
また最近注目されている無添加化粧水は、さらに使用期限が短いです。
安全性は高いものですが、添加物が入っていない分、劣化も早まります。
無添加化粧水の場合には、できるだけ早めに使い切るように心がけましょう。
ちなみに、化粧水はボトルを開封したら1ヶ月で使い切るのが適量だそうです。
化粧水のメーカーや種類によってボトルの大きさや内容量が違うのは、毎日使う適量が違うからです。
ボトル1本を1ヶ月で使い切ることを目安に使っていくと、化粧水の効果が最大限に引き出せますよ。
使用期限を過ぎた化粧水を使うとどんな影響が?
使用期限が書いてないし、多少劣化してても使うのには問題ないのでは?と思ってしまった方、注意が必要です。
使用期限が過ぎた化粧水は、美容成分などの効果が減少しているだけではありません。
お肌にとって負担をかけてしまう可能性もあります。
- お肌の炎症や肌荒れ
- 毛穴の開きやシワの促進
- 乾燥
化粧水は劣化することで、雑菌が繁殖したり、含まれている美容成分が変化してしまったりします。
特に開封後の化粧水は、中身が酸化していたり、雑菌が繁殖したりしやすい環境です。
雑菌が繁殖した状態の化粧水を使っていると、お肌に雑菌がついてしまい、お肌の炎症や肌荒れの原因にもなります。
また、使用期限が過ぎた化粧水は、化粧水の中に含まれている美容成分や油脂などが酸化されています。
過酸化脂質となった成分は、お肌に刺激を与えることになるので、お肌をかさつかせてしまっていたり毛穴の開きやシワを増やしてしまいます。
結果的にお肌のケアをしているのに、お肌を老化させてしまっているんです。
さらに、保湿成分や美容成分が劣化してしまっていることで、化粧水を使ってもお肌への浸透力が弱くなっていたり、保湿機能がなくなってしまっていたりします。
化粧水を使っても、水をぬっているのと同じ状態になっているので、乾燥を悪化させてしまうこともあります。
化粧水の正しい保管方法は?
化粧水の使用期限についてご紹介しましたが、正しい保管方法で管理していないと、使用期限に関わらず化粧水の劣化は進んでしまいます。
化粧水のもつ効果をしっかり発揮させるためには、保管も重要になります。
- フタをしっかりしめる
- 冷蔵庫はNG
- 高温多湿を避けた冷暗所
基本中の基本となるフタをしめることですが、きちんとしめていない人も意外と多いです。
毎日使うからと言って、フタをきちんとしめておかないと、そこから雑菌が入ってしまったり、揮発性の有効成分は抜けてしまったりします。
面倒でもきちんとフタをしめる習慣を付けましょう。
また、化粧水を冷蔵庫で保管している人いませんか。
特に夏はひんやり冷たくて気持ちが良いので、冷蔵庫に保管しているひともいるでしょう。
でも、実はこの冷蔵庫保管は化粧水にとってNGなんです。
高温で成分が劣化してしまうのと同じように、低温でも劣化してしまう成分があります。
また、冷蔵庫で冷やされた状態から、使うときに常温に戻されて、また冷蔵庫で冷やされるという温度差も、化粧水の劣化を早める原因になります。
正しい化粧水の保管場所としては、冷暗所です。
この冷暗所というのは、高温多湿を避けて風通しのよい薄暗いところが、化粧水にとって良い保管場所になります。
お部屋の状態などによっても異なりますが、ドレッサーや洗面台の引き出しの中や、棚の中など、影ができるような場所に置いておきましょう。
まとめ
化粧水の管理には、以下の2点をしっかり守るようにしましょう。
- 開封前は3年、開封後は3ヶ月から半年の使用期限
- 開封後はフタをきちんとしめて冷暗所で保管
もったいないからといって、古い化粧水を使うのは肌トラブルの原因にもなります。
ついつい安いときに買いだめしてしまったり、魅力的なキャッチフレーズにのせられて買ってしまったりして、しまい込んでいる化粧水はありませんか。
せっかく良い化粧水を買っても正しく使えなくては意味がありません。
正しい使用期限と、正しい保管方法を知っておくだけで、化粧水の効果を最大限に引き出して使うことができますよ。
難しいことはありません。
今日から化粧水の保管場所など見直してみてはいかがでしょうか。