最近注目されている鉄鍋。
スキレットという厚手の鋳鉄(ちゅうてつ)製のフライパンなど、おしゃれなアイテムも登場しているので、持っている人や、これから買ってみたいという人も多いでしょう。
実は私の妻がそんな事を考えている一人でなんです。
この間、友人宅でちょっとしたパーティーをした時に、鉄鍋で作ったハンバーグが出てきて、子供達が大喜び♪ 鉄鍋で作ったハンバーグはとてもおしゃれで、その味はもうめちゃくちゃ美味しかったんです(*≧∀≦*)
子供達も喜ぶ、そのおしゃれな食卓に憧れて、『鉄鍋を購入しようかなぁ〜』と話していると、友人が購入したお店の店員さんから、こんな話を聞いたと言うんです。
👇以下、店員談
『おしゃれな食卓に憧れて、鉄鍋を購入したものの、初めて扱う鉄鍋のお手入れ方法がわからなくて、悲惨な目に会う人も多いんですよ。。。』
そうなんです。実は鉄鍋はテフロン加工のフライパンなど違い、最初のお手入れが非常に大切なんですよ。
買ったら、最初に油ならしというケアをきちんとしないと大変なことに!
という事で、友人に聞いた話をもとに、ネットで色々調べましたので、これから鉄鍋を購入しようと思っているあなたの為に、油ならしを怠って起こる悲劇や油ならしの方法をまとめましたので、紹介しますね♪
目次
油ならしを怠って起こる悲劇とは?
まずは絶対体験したくない、油ならしを怠ってしまった為に起きてしまった悲しい悲劇について紹介します。
焦げ付きやすくなる
油ならしを怠ると起こる悲劇の代表として、焦げ付きやすくなることです。
もともと、テフロン加工のフライパンなどに比べて、鉄鍋は焦げ付きやすいものです。しかし、油ならしをすることで、焦げ付きにくくしたり、表面をカバーすることができるので、きれいな状態で長持ちさせることができます。
鉄鍋でご飯を炊くと、鉄分も補給できて、ふっくらと美味しいご飯が炊けますが、最初のお手入れを怠ると、底の部分のご飯が焦げるだけでなく、べったりとこびりついてしまって取れなくなってしまいます。
非常に残念な状態になってしまうので、正しいお手入れ方法を知っておくことが大切です。
有毒なサビ止めが塗ってある?
最初の油ならしは、焦げ付きを防止するだけでなく、最初にコーデングされているサビ止めを落とす役割も果たします。
鉄鍋は、そのままの状態にしていると、小さな傷からサビが出てくることがあります。サビが出てこないように、市販されている鉄鍋はサビ止めが塗ってあります。
このサビ止めですが、高温で熱すると有毒ガスが発生する、とても危険なものです。
鉄鍋は、必ず使う前に空焚きをするように指示されていますが、見落としている人も非常に多いです。
軽く水洗いをするだけでは、錆止めは落ちないので、きちんと油ならしをしてから使いましょう。
面倒くさいから・・・、なんて些細な気持ちで油ならしを怠ると、見るも無残な結果が待っています。こんな体験はする必要はありませんので、最初にしっかり油ならしするようにして下さいね♪
使う前には必ず油ならしを!
それではここからは、使う前に必ず実施する必要がある、油ならしについて解説していきます。
油ならしとは?
鉄鍋初心者には聞きなれない「油ならし」ですが、どのような事なのか知っておきましょう。
「油ならし」とは、鉄鍋をきれいにして空焚きをした後に、オリーブオイルなどを塗って、鉄鍋の表面に油の膜をつくる作業のことです。
これによって、表面がカバーされて焦げ付きやサビを軽減することができます。
油ならしのやり方は?
油ならしのやり方はとても簡単ですので、まずは手順を書いておきます。
- 強火で鉄鍋を空焚きする
- 煙が出てくる温度に温めたら、コップ1杯の水を入れる
- クレンザーをつけたたわしなどで、ごしごし磨く
- しっかりすすいで、油を全体に塗り込む
- 再度強火で煙が出るまで温める
- 4〜5までのステップを2〜3回繰り返す
2.のところでコップ1杯の水を入れますが、その時に鉄鍋は非常に高温になっていますので、火傷には注意して下さい。
3.でごしごし磨く事で、最初から鉄鍋についているサビ止めを除去する事ができます。
6.まで確実に実施できれば、しっかりと油が馴染んで使いやすい鉄鍋ができ上がりますよ♪
動画でも「油ならし」のやり方が紹介されいますので、もっと詳しく知りたい場合はこちらの動画をご覧ください。
👇油ならしのやり方はこちらの動画で!
日常の手入れ方法
最初の油ならしをきっちりする事で、油なじみが良くなり、食材に向けてダイレクトで熱を伝える事で、野菜ならシャキッと仕上がり、お肉ならジューシーでよだれを誘うお料理を作れる最高の道具になっています。
ただ、もちろん日常のお手入れも大切です。日常のお手入れは、「油返し」と言って、油ならしのいわゆる簡略版になります。
水洗いと空焚きをして、そこにまた油ならしをすることで、日常のお手入れはOKです。
👇油返しの簡単なやり方はこちらの動画で!
日常の手入れで絶対やってはいけない事
日常のお手入れ方法を紹介しましたが、それとは逆に日常のお手入れで絶対やってはいけない事があります。
それは、洗剤で洗うことです。
普通にやってしまいがちなお手入れ方法ですが、もう一度言いますが絶対やってはいけません!
鉄鍋は、購入した時には有毒なコーティングがあるので、洗剤を使ってしっかりと落としていきます。しかし、1回落として油ならしをしたら、その後は洗剤は厳禁です。
その理由は、洗剤を使うことによって、せっかく馴染ませておいた油の膜がすべて取れてしまうからです。
せっかく油ならしで油を染み込ませて育ててきた鉄鍋を、また一から油を馴染ませて再育成なんて事は、絶対したくないですもんね。
洗い物を家族の誰かに任せたら、知らない間に洗剤で洗われてた!!なんて悲劇も考えられるので、鉄鍋の管理はあなた自身で行うよう肝に命じておいて下さい。
正しく使うと一生使える調理器具なので、正しくケアを行ってあなただけのオンリーワンの鉄鍋を育て上げて下さい!
もし鉄鍋にサビがついていても慌てないでくださいね!
正しい方法でサビを落とせば完全復活することも可能です。方法を間違うと・・・それは悲惨な結果を迎えてしまいます。。。T.T
鉄鍋のサビの落とし方は「鉄鍋についたサビの落とし方!完全復活にはこの方法がおすすめ!」の記事に詳しく解説していますので、鉄鍋をいつまでも大切に育てていきたい人は必読ですよ!
まとめ
鉄鍋はテフロン加工のお鍋よりも高価なものです。しかし、お手入れをきちんと行うことで、長く使い続けることができます。
初めて購入する人は、最初のお手入れが肝心です。正しいお手入れ方法をしっかりと理解して、上手に使ってあげましょう。
改めてお手入れ方法について整理すると以下の3つのポイントにまとめられます。
- 買ったらまずは「油ならし」で表面に油の膜を作る
- 日常のお手入れとして「油返し」を調理の直前に行う
- 洗剤を使って洗う事は絶対に禁止!(最初の油ならし時は別)
友人もしっかりこの3つのポイントを実践しているとの事。そのおかげであの美味しい料理の提供に繋がっているんです。子供を喜ばせる裏には友人のコツコツとした努力が隠されているんですね♪
結局私の妻はまだ鉄鍋を買っていないのですが、今ならいつ買ってもしっかりお手入れ知識が入ってますので、なんの問題もありません。
もし買うことになったら、しっかりオンリーワンの鉄鍋を育成したいと思います♪(´ε` )
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